いきなり腰がピキッとなり、腰を反るのも屈むのも困難なくらい痛みがでたことはないだろうか?
いわゆるギックリ腰と言われるものだ。重いものを中腰で持った時にも起こったりするのだが、症状がひどい人だと、歩くのも困難で、寝返りすらうつのも難しいという人がいる。
わたし自身も大学生の時に1回、社会人になってから3回(しかも1年間で)なってしまいました。この痛みは、なった人にしか共感いただけない痛さで、中々痛みを主張しても同情してくれないことがあるのではないだろうか。
今日は、ギックリ腰3回の経験と治すまでのプロセスについて、いち経験者としてお伝えしたい。
※医師ではないため、経験者として感じたことを記載します
辛い腰の急な痛み(ギックリ腰)の理由
慢性的な痛みだったり、椎間板ヘルニアではない、重たいものを持った後などに起きやすいギックリ腰の理由は、筋肉の硬直が原因のことがほとんどです。「筋肉がロックした」という表現を使う人もいます。
この筋肉がロックした状態を、重たいものを持った時を例にとり説明していきたいと思います。
まず、あなたが床に置いた荷物を取ろうとします。この時、背中や腰回りの筋肉は伸びます。
そして、荷物を持ち上げるタイミングで、背中の筋肉を縮め(元に戻し)荷物を持ち上げることができます。
しかし、この時に想像以上に重たい荷物を持つと、戻ろうとする力が強く働き、筋肉が片側に伸びきったまま固まってしまいます。普通であれば、しなやかに筋肉は元に戻るのですが、負荷がかかることで伸びた状態で硬直してしまいます。
硬直することで、普段は平気な神経系に硬くなった筋肉が触れ、痛みに繋がるのです。
硬直した筋肉を和らげれば痛みは消える
ギックリ腰の痛みは、筋肉の硬直が原因のため、筋肉の緊張を解くことで痛みはよくなります。
背中の筋肉・お尻の筋肉・太ももの筋肉をセルフで指圧してほぐしてください。ゴルフボールの上に背中を乗せ、ゴロゴロすることも効果的です。とにかく背中やお尻の筋肉を解してください。また、硬直してる側とは逆側に筋肉を伸ばすことも効果的です。ギックリ腰の方はお腹側の筋肉は収縮し、背中側の筋肉が伸びきっている状態です。そのため、腰をそらすようなストレッチをすることで背中側の筋肉を縮ませ、お腹側の筋肉を伸ばすことで徐々に和らいでいきます。
急な腰の痛みは筋肉が硬直していることが理由ですので、ぜひ筋肉を和らげたり、指圧してほぐしてください。